tgm5gen2011-09-11

「鍋と将棋」ブログ!

●鍋 は、「大根なべ」一辺倒!

◆将棋は、「田上五間」一刀流

◆吉祥寺道場の閉鎖を予告されて最後の挨拶にいく。廃業せずに吉祥寺以外に移転するとのこと、良かった!その勢いで三段に2連勝する!道場での初連勝だ。しかも、田上五間のオリジナル対居飛車戦法の勝利なので、なお、嬉しい。

◆第一局の珍事。田上五間“鈴木大介八段のパワー中飛車”バージョンで指し手進めていると・・あれっ自陣の金の隣に金が、銀の隣に銀が!?並べ間違いに気付かず指していたとは。途中で正直に告白したら「では最初からやりましょう」と言ってくれた。またパワー中飛車でも良かったが変化して、田上五間オリジナルを不利承知でいく。道場特有のフワフワ読みが治らない・・最終盤の相手勝勢出迎えた詰めよ・飛車とりの角打ちから、詰めにこず安全に飛車タダ取りにした手が相手の敗着となった。馬のキレイな追い詰めだった。いつもの逆で、相手が「勝ち将棋を負け」、自分が「負け将棋を勝った」。将棋の神様はこういう時は裏切らず、第2局はよい指し回しができて勝利する。

◆先週のこの一戦のことを触れないでは看板に偽りあり!羽生王座と挑戦者渡辺竜王との第一局の大盤解説日経新聞社ホールで観戦する。300人以上が集まる注目の一戦は、どうも羽生の作戦負けパターン。森内にとられた名人戦といい真剣に大盤解説に参加すると大負けだ。90手過ぎでもう投げるのかの大差時点で退出してしまったが・・・なんとその後40手近く羽生は粘った、というか猛追したことが棋譜でわかる。「ああ羽生さんは将棋の神様のことをよくわかっている。たとえ負けでも次にほほ笑む負け方がある。」と痛感する。意外に軽妙洒脱で大受けだった藤井九段もうなった、「辛抱の角引き」は私自身のなかでは名手と思えた。この敗北で、羽生の王座戦20連勝が消え、前人未踏の王座20連覇に黄色信号がともったのは事実なれど・・第一局の負け方は大変良かったのである。羽生王座がんばれ!